今回は「ピアノのための12の練習曲」より
「Ⅱ. 3度のための」 ドビュッシー
を写譜しました。写譜の第2弾は「3度のための」。
せっかくなのでちょっと説明させてもらっても宜しいでしょうか。
3度というのは2音間の距離(音程)を表す言い方で、
例えば、ドを基準にすると、
「ド~(同じ)ド」の関係は1度 (上のドまで行くと8度)
「ド~(一番近くの)レ」の関係は2度 (上のレまで行くと9度)
「ド~(一番近くの)ミ」の関係は3度 (上のミまで行くと10度)
のように言います。
つまり、その音から順番に1.2.3...と数えていけばいいだけ。
ちなみに
「ド」や「ミ」に♭や♯、ダブル♯等が付いていて2音の距離が
どうなろうとも3度は3度。
ミの♭とレの♯は同じ音ですが、レの♯と呼ぶなら
「ド~レ」になり2度になるっていうことです。
ポップスとか合唱でのハモリ。よく使われるハモリが3度です。
ピアノでも良く使う音程なので、あえてドビュッシーも
練習曲の中に取り上げたのだと思うのですが、
この曲では右手は最初から最後までずっと一貫して、
全ての小節で3度音程で書かれていて、出てこないのは
最後のジャーンの音だけなんです!
リズムや和音や強弱、テンポの揺らぎ等で変化が付けられ、
怒涛のように流れていく3度音程。
3度という限られた制約で、音楽として最良になるよう
最大限に考え抜いて作られる作品。
ものすごく強固な意志を感じます。
このような姿勢は見習い、目標にして行きたいです。
また断片的模倣なり編曲なりで自分なりにも作ってみよう。
曲はYouTubeの下記URLで聴いていただけます。
良かったらどうぞ聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=AhyaVUbJR9Y
MrYujician





三度の音を意識して聴いてみました。いろんな箇所で‘怒涛のように流れていく3度音程‘を感じることができましたよ。
返信削除クラシックはあまり馴染みがないのですが、解釈のヒントになるような情報を少しだけ入れてみると、なるほどこんな楽しみ方もできるんですね。今後もちょくちょく、こういうの、期待してます。
Mateo=Rich
なるほどでした。
返信削除(始め、「これって何拍子?」と思ったのですが、2回目楽譜見ながら聴いたら4拍子でした。。。数が数えられないわたし。)
と、別の切り口から侵入してしまいスミマセン。
3度、なのですね。
でも私にはいわゆる「3度」に聞こえないーーー。
なぜだーーー???
音楽ってタテとヨコの関係がありますよね。
つめていかないと、どうしても横の流れを追ってしまうから?
あと、16分が多くて一瞬だから?
このすり抜けてしまうような感覚が、
ドビュッシーがドビュッシーたるゆえんなのか。
不思議ですもん、
美しいのにとらえどころなくてつかめなくて。
やっぱり水だなあ。
・・・し、しかし、非難覚悟で言うならば、
最後の「じゃ、じゃーん!」は要らないのではないかと。
これがあるがために、俗世に帰ってしまった感があります。
ドビュッシー先生ごめんなさい。
スミさん、そこの解説もどうぞよろしくお願い致します!
しのはずり
マテオさん、
返信削除>解釈のヒントになるような情報を少しだけ入れてみると、なるほどこんな楽しみ方もできるんですね。
このドビュッシーの12の練習曲はあるテーマがはっきりとそれぞれのタイトルとして明示されているので、解釈しやすくて僕も面白いと思えるのでしょうね。
とりあえず1~12番まで研究してみよう。
しのさん、
>でも私にはいわゆる「3度」に聞こえないーーー。
なぜだーーー???
もしかすると、いわゆる普通のドレミファソラシドの音階ではないのがあるかもしれません。
モードと言って、独特な音階を多様しているのでいわゆる3度に聞こえないのかも。
それに加え、しのさんが言うように
「16分が多くて一瞬だから?」というのもあるかと思います。
続きは「2011.01.23 SUMISM2011」にて。
MrYujician