2011年1月24日月曜日

2011/01/24 クラシック・ショコラ「brand-new」/しのはずり


b r a n d - n e w
- chocolat classique 2011 -


毎年この時期に開催する、友人主宰のコンサート「クラシック・ショコラ」も今年で6年目を迎えた。
私は第2回目から参加させてもらっているので、5回目だ。
コンサートの意向が「音楽とお茶で楽しいひとときを」ということで、私の作品も音楽にイメージを添えるものになれば嬉しい。

今年のテーマは「春」である。
前半は春を扱った楽曲を、後半はメンバーそれぞれの選んだ曲を演奏する。

春は雪どけ、夜明け、待つ、走る、変化、新しい、出会いと別れ。
数年前、描こうと思って時期尚早で描けなかった、春の新しい出会いを描いた。
・・・やっぱり、空が描きたかった。
図書館でいっぱい写真を見たけど、実際の空と、自分の中にあるイメージには届かなかった。
完成はしたけど、永遠の未完成のようにも思える。
きっと実際の締め切りが無いと、永遠に終らない。
来世まで持っていって、自分の課題になるのだ(多分、今だってそうだ)。

5回目ともなると、私もさすがにメンバーの個性が見えてくる(部分もある...)。
選曲の好み、演奏のクセ、表現の変化。
今まで個人を1つの面から5年間見てきたことはないから、おもしろい。
むしろ、1年に1回、ここでしか会わなかったりするので、前回の演奏が今回に直結する。
始めはやさしい印象だった。
女の子同士っていうのかな、お互いを褒め合うの。
ここ、こうした方がいいよ、とか、それ違うんじゃない、なんて絶対言わないの。
私は人を褒めるのが苦手だから、ちょっとしんどいかなーと思ったけど。

でもそれは違った。

みんなひとりひとり、ソロで、音楽で闘っているのだ。
今まで練習して来て、ここで必死で音楽と闘っていたんだ。
じゃないと、あんなやさしくおだやかな人たちが、
あんなに強く激しい演奏をできるはすもない。
何とピースフルで豊かな戦い!

言葉足らずに
「良かったよ、お疲れさま」としか言えなかったけれど。
もしくはどうでも良いことしか言えなかった。
そして、すごく失礼な見方しかできてなくて、はずかしかった。
本当にごめんなさい。
だけど、やさしい印象は変わらない。
ただ、内に強い闘志を感じた。
方向も表現も違うけど、私も闘うよ。

そんなことを思った、
あたたかな音楽とお茶のひとときでした。


しのはずり(長くなった〜!)

2 件のコメント:

  1. 「実際の締め切りが無いと、永遠に終らない」
    アーティストの方とお話すると、そんな話になることがあります。

    同じ感覚が僕にもあります。そんな感じです。

    マテオ=リッチ

    返信削除
  2. しのさんの作品が展示されていることは会場の空間を必ず良いものにしていると思います。作品があるとないのでは全く違うでしょうね。

    b r a n d - n e w
    あまり絵のこと詳しくはないのですが、構成がすごく面白いと思います。空が全体のほとんどを閉めている中に人がかなり近くにいて...。青も素敵です。

    >完成はしたけど、永遠の未完成のようにも思える。

    作品として一番良い状態なのだと思います。
    もし完全に完成していると思えたらその時点で面白みがなくなってしまいませんか?
    ずっと何か不思議な感覚が残る作品に憧れます。

    >みんなひとりひとり、ソロで、音楽で闘っているのだ。

    僕も常にそうありたいです。
    コンサート、展示、お疲れ様でした。

    MrYujician

    返信削除