おばあさんは、森の中のお屋敷にひとりで住んでいました。マリエは、毎年春のお休みにおばあさんのところへ遊びに行きます。おばあさんの家は、古い素敵なものであふれていました。そのひとつひとつに思い出が詰まっているのです。マリエは、そのお話を聞くのが大好きでした。
おばあさんは、窓辺の古ぼけた回転木馬のオルゴールを回しました。
「そうねえ、今日はこの木馬のお話をしましょう。マリエが生まれるずっと前、この森にはマリエとおんなじくらいの小さな女の子が住んでいたの」
一 / 二 / 三 / 四 / 五 / 六 / 七
つづく
しのはずり

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