2011年3月18日金曜日

2011.03.17 イストラ半島紀 17:ワインに木製オーナメント(前編)

17 ワインに木製オーナメント(前編)

 昨夜の深酒が効いてザグレブでの二日目の朝は遅めのスタート。昨日と同じホテルのレストランで朝食をすませて、横にある広場へ散歩に出た。緑色の制服をきた人たちが数名、芝の手入れをしている。入り口付近では、屋外スケートリンクの設置工事が進められていて、こちらの作業員の人たちは私服のようだ。大型犬と飼い主が広場の外周をゆっくりと散歩していて、こちらの方へ向かってくる。駅の方角に掲げられている巨大なヒュンダイの広告が、こののどかな広場からの眺めに不釣り合いだ。ふと気づけばさっきの大型犬が目の前まで来ているから驚きだ。そんなタイミングでブランコから電話があって、今夜食事に招待してくれるという。こちらもまた驚きだけどとてもうれしい。

 ホテルに戻って、コンシェルジュにクロアチアワインについてたずねた。初日の夜に多めのチップを渡してあるからか、この二日間とても親切に対応してくれている。今夜友人の家へ持っていくことを伝えると、レストランで出しているおすすめの一本を、ホテル名入りの綺麗な袋に入れてくれた。これにはとても満足した。こうなってくるとついつい凝りたくなる。気の利いたプレゼントを探そうと、イェラチッチ広場へ向かうことにした。

 広場は昨日と特に変わっていない。木製のオーナメントなんかをイメージしながら、そんな物が並んでいそうなお店を探した。少し外れにある可愛らしいお店を見つけて中に入ると、そこは完全にメルヘンだ。クリスマスのイメージにぴったりの木製のおもちゃや、装飾用のパーツなんかがいっぱい並んでいる。お店のレジカウンターの横には小ぶりのツリーがあって、そこにたくさんのオーナメントがディスプレイされている。とても暖かくて優しい感じだ。購入したのは、赤色のツリーをかたどった木製のオーナメント。真ん中がまん丸く切り抜かれていて、その円の中を小さな機関車が走っている。なかなかの自信作だ。ブランコの喜ぶ顔が目に浮かぶ。

 お店を出て、昨日と同じカフェに入った。帰国前に、流行のチョコレートケーキを食べてみたかったから。ザグレブ流のセットを注文して、いよいよ実食。出されたケーキを見て驚いた。とにかくでかい。日本で食べるケーキの倍はあるかもしれない。こうなりゃガッツリ食べてやれとばかりに、ど真中に一発フォークを入れると、中からトローリラズベリーソースがあふれ出してきた。こいつはうまそうだ。味はというと、とてもおいしい。でもやはりちょっと濃厚だ。そして、やはり大きすぎる。もしかしたら、恋人同士、二人で食べるのがザグレブ流なのかもしれないな。

つづく

Mateo=Rich

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