ニブラ-11.04.07
山岳地帯。赤壁の空は、鉄壁とも思われる山脈に落ちてゆく。遠くから眺めれば、そこらにある地上と大宇宙が溶け合う見事な景色だ。
それにしても、いつの間にこんな場所にやってきたのだろうか。ある日突然この地に立っていたものだから、ここがどこなのかも、そのわけもわからない。わかることは、今この場所から見たり、感じたりできるものだけだ。だからまずは、足元に長めの杭を打ちつけて、基準点を作ることから始めなければならない。そうしたら今度は、その杭を中心にした360度を4分割して方角を設定するといい。ちょうど今さっき、太陽が落ちていった山脈のあの方角を西にしておくと馴染みがよさそうだ。とりあえずここまでしておけば、今後何かに遭遇したり、発見したりした時に、位置情報を割り当てることができるから何かといい。
つづく
Mateo=Rich
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